ノア
今日ものんびりバックギャモンをしてたら、かなり面白い局面に遭遇したので今回はそれを記事に。
上で書いてある通り、記念すべきパート10にして最難関レベルの問題だと思う。これを解けた人はすごい。たぶん
ノア
バックギャモン、次の一手! 最上級編
次の一手:1つバーにコマがのっているものの、こちらが強力なセミプライムを形成し大優勢の場面で出た2,1。どう出て、どう動かす?
私の手:bar/23*/22*
最善手:bar/24 11/9
解説、考察
私の手(大悪手)
最善手
この局面、ダブルヒットで相手を封じ込めにかかれる2,1のロールによし来たとダブルヒットしたが……実は大悪手。
次善手ですらなく、勝率も9%落ちるためやはり大悪手と言わざるを得ないだろう。
では最善手は何かというと、なんと1つもヒットせず1の目でエンターし、2の目で11ポイントを分解する「bar/24 11/9」。思わず目を疑った。
ダブルヒットの何がマズいかはよくわからないのだが、この盤面では相手のバックマンをすでに十分封じ込めているので、これ以上相手後方にコマを増やしては逆効果ということだろうか。
これまた驚くべきことに「bar/23*/22*(2の目で23ポイントをヒットし、1の目で22ポイントをヒット)」よりも「bar/22*(1の目でエンターし、2の目で22ポイントをヒット)」の方が勝率が高いことからも、恐らくこの考え方は合っていると思う。
思わず指したくなるオイシイ手であるダブルヒットだが、これもやはりというか全ての場面で正解ではないようだ。
ノア
一方、最善手は11ポイントを分解し9ポイントにコマを置く一手。次ターンにフルプライムが作れる可能性がかなり高まる(1~3が一つでも出ればフルプライム)が、ブロットが出まくりである。今の状態だと9~12ポイントのブロットは確かにあまり怖くないだろうか、それにしても攻撃的な手である。
いくらフルプライムを形成すれば勝勢という場面とはいえ、ダブルヒットを見逃してさらにブロットを作りまくってもフルプライムを作りにいくとは……
ノア
わかりません。
※11/2 追記
もしかするとこの手、ヒットしない方がいい理由に「次相手に2ポイントを作られる可能性がある」というのがあるかもしれない。
考察中は気付かなかったのでここに追記しておく。
まとめ
ノア
AI先生があまりにも難しい最善手を出してきたため、いつも以上に解説が適当な推測になっている。いやでも、これで最善手を指せたらめちゃくちゃかっこいいだろうな……
もちろん、最善手のメリットは理解できるのだが、ダブルヒットを捨ててまでそれをするのかというとやはりどうしても引っかかりが残ってしまう。
トッププロの方でもいればこれに明確な解説を付けられるのだろうか。是非見解を聞きたいものである。
もちろん、それ以外の方でも指摘や解説は大歓迎だ。是非コメント欄にどうぞ!
さて、次の一手シリーズも2ケタ台に突入したが、まだまだやっていこうと思う。これからもこのシリーズを、そして当ブログをよろしくお願いします。
ノア
こんばんは。
AI相手だとどう考えてるか分からないですが、ここでダブルヒットしないのはいわゆる「バックゲーム」に持ち込まれないためだと思いました。
過度にヒットすると、2ポイントに立てられるだけでなく1ポイントにも立てられた時に自陣の動きが制限されてしまう動きをされてしまうかと。
そうして自陣で手間取っている間に、相手がプライムを作って(キューブあれば飛ばすなどして)逆転を狙う手法があります。
また赤側の攻撃の駒が一枚しかないので、あえてヒットされることでハイアンカーを立てて反撃の機会を狙うのかなと思いました。
(白は5枚も攻撃の駒が控えているわけですので、barの赤が安心して帰れる保証もないですし)
結構てなりでダブルヒットしたくなりますが、相手が自陣に拠点を構えているのであえてヒットしないのが手なのかなと思いました。
(それでも11/9は見えにくいと思います)
こんばんは。いつもコメントありがとうございます!
そうですね、これに関しては私もバックゲームに持ち込まれないためのヒットのスルーかなと思いました。
おっしゃる通り、1,2ポイントを作られると相手の逆転の目が濃くなるのかと考えられます。
実際この後、相手インナーにプライムを作られ一気に形成が傾きました(勝てましたが)。
この問題はやはり難しいと思います、11/9はとても見えませんでした。手なりで指してしまいましたが、これはじっくり考えてもわからなかったと思います。解説感謝です。