【Part.1】バックギャモン! 次の一手【上級編?】

ノア

バックギャモン面白い♪

今回はバックギャモンについて。
ふとソフトでCPU相手に指して(そして悪手を放ちまくり)思ったのだ。バックギャモンは運ゲーに見えるその実、実力ゲーであり、特に重要なのは「悪手を指さない力」なのではないかと。
つまり「次の一手」が重要なゲームである。

ノア

……まぁこれはどのゲームでもそうだけど

……が、意外にも「バックギャモン 次の一手」とかで検索するとそれっぽいサイトが全く出てこない(ちなみに将棋ではたくさん出てくる)。
「バックギャモン、次の一手集」みたいなやつがあれば絶対面白いのにな……と、そこまで考えて気づいたのだ。

ノア

じゃあ作るか

ということで、じゃあCPU相手に指して面白いと思った一手をここに記事としてあげよう。そんなわけでこの企画?がスタートしました。

前提

ソフトはフリーソフト、GNUBG(GNU backgammon)を使用
対戦CPUレベルはIntermediate(中級レベル?)
解析CPUレベルはsupremo(多分めちゃくちゃ強い。world classの一つ上)
タイトルの難易度表記については、あくまで個人的な分類。実は簡単な問題とかも上級扱いになっていたりするかもしれない……

以上

注意してほしい点として、実はバックギャモンのCPU君は評価値と最善手を出してはくれるものの「それがなぜ正解か」は教えてくれない。
「それがなぜ正解か」については私の考察になるのだが、その私がかなりへっぽこ(たまにエラーレート20を超えたりもする)なので、はっきり言って的を射ていない解説の方が多いだろう。なんて企画倒れ……
なるべくそれっぽく考察するが、そこはご了承ください……見当違いなことを言っていても笑って許してほしい。もちろんコメントなどによる指摘も大歓迎です。是非!

バックギャモン、次の一手! 上級編

ノア

いきなり上級編だね
※映ってはいけない名前が映ってたので編集してます……

それはともかく。

次の一手:ピップカウントで大幅に水を空けられている中で5,4のロール。孤立している14ポイントや18ポイントのコマを逃がせるが……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の手:18/9

 

 

最善手:8/4 8/3

解説、考察

私の手(大悪手)

最善手

一見有力そうに見える「18/9」の逃がしは大悪手。勝率に2倍以上の差がある(0.453→0.211)のでもう一度言うが「論外」の大悪手である。
最善手は「8/4 8/3」。一見するとなかなか不思議な手に思えるが……

この局面だと、18ポイントを逃したところでピップカウントが圧倒的に不利。もうこの局面になった時点でヒットする以外の選択肢はほぼない。
そう考えると、18ポイントのコマはあえてそのままにしておきヒット率を高め、8ポイントを分解して次にセミプライムを見せる一手(4/3or6/3でセミプライム、次ターン1か3で完成する)は非常に強力だ。ヒットできなければランニングゲームで負けるが、ヒットすればまだわからないどころか、こちらが良くなる気さえする。
さらにもう一つ。この局面、相手の20~22ポイントいずれにもブロットが存在する。となると、自陣のインナーがそこそこ強いこちら側としてはヒットされたところで強力なカウンターを放てるだけだ。つまり、この局面でのブロットはあまり怖くないのである。
もちろん、12ポイントのブロックがゾロ目などで一気にすり抜けられたらほぼ負け確だが、さすがに3枚を全てさっと逃がすのはなかなか簡単ではないだろう。事実、この段階でも最善手を指せば勝率は0.45ある。ピップカウントほど形成が悪いわけでもないのだ。
こうしてみると、18ポイントを放置しての8/4 8/3は指してみるとなるほどと思わされる好手だ。
ちなみに「14/5」は勝率0.4でこちらもまぁ悪くない。18ポイントのコマを逃がすのに比べると一気にマシになる。

まとめ

これからも次の一手シリーズは気が向いたら書いていきたいと思う。それにしても、私の手は本当に大悪手だったなぁ……
こういう局面で最善手をさせたら面白くなるだろう、そんなことを思う一局だった。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

ノア

4 Comments

あまの

こんにちは。
読みやすくてまとまっていて、すごくいい記事だなーと思いました。

ふたつ気になったことがあるので、書かせてもらいますね。
まずGNU bgの画面でお名前をマスクしてますけど、考察のほうのスクショには右上の棋譜のところにもお名前があって、そちらが隠れていなかったりします。。。

あとは解析の深さ(supremo)を、もうちょい上げたほうがいいと思います。
画面右下に「キューブフル 2-ply」と載っていますけど、これ、2はちょっと物足りない感じです。
たとえば実戦で選択された18/9を0.211と本文にありますけど、私の環境で3-plyだと0.144。4-plyだと0.153でけっこう2-plyで出てくる結果とはズレがあるんですよねー。
とはいえ、やみくもに深さを上げても解析に時間がかかりまくってしまうので、そこらへんはご都合との兼ね合いになります。

返信する
noah25252

こんにちは。コメントありがとうございます!
そう言っていただけると大変励みになります。これからも是非当ブログを閲覧いただければ嬉しい限りです。

確認しました、しっかり見落としてましたねこれ。すぐさま訂正させていただきました、ご指摘ありがとうございます。

もう一つのご指摘ですが、やはり解析の深さはあげた方がいいんですね……
「解析レベルを上げた方がいいのかな」と思ったことがあったんですが、その時は「レベルが上がりすぎても良くないかな」と見送っていました。
しかし、今試しにgrandmaster(3-ply?)にしたところ、結果にそこそこ差が出たので正確さを求めるのならばこちらの方が良さそうですね。
時間はかかってしまいますが、ものすごく長いという感じもないので採用させていただきます。ありがとうございました!

返信する
杉並委員長

はじめまして。Twitterフォローから来させてもらいました。
よろしくお願いいたします。

バックギャモンの記事をまとめられているとのことで、興味深く読ませていただきました。自分も将棋やチェスで記事書いているのでその大変さはよくわかります。
そしていずれはバックギャモンも「どうプレイする?」問題は作ってみたいと思っています。その際にはコメントいただければ幸いです。

ということで、気づいたところには僕もコメントしていこうと思います。
今回の場合って、ピップ数で負けているので、すれ違っていない駒ほどヒットのために残しておきたいですね。なのでAI的にも8/5と8/4が自然と選ばれたのだと思います。

返信する
noah25252

初めまして、コメントありがとうございます!

読んでいただけて嬉しいです。なるほど、ボードゲーム全般をプレイされているのですね……偏見かもしれませんが、他のボードゲームに通じている方はバックギャモンも上手or上達の早いものだというイメージがあります。
杉並委員長さんのブログをざっとですが拝読させていただきました。将棋やチェスはダメダメなのですが、それでも画像込みで綿密に書かれていて丁寧な印象を受けました。
もしバックギャモンの記事を書くことがあれば、是非読ませていただきたいと思います(まだ初心者なのでとんちんかんなコメントをするかも知れませんが……)。楽しみにしていますね!

さて、記事の内容についてですがおっしゃる通りかと思います。ピップカウントが大差なので、この局面で逃がすのは完全に悪手でした……解説ありがとうございます。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です